ターフに響いた栄冠への恋の歌
先週のNHKマイルの時には「中団よりは前で」というスタンスで予想を始めて、結果は差し馬が勝ち、今週のヴィクトリアマイルは「後方からの差し馬から」というスタンスで、先団後方につけていたコイウタ、逃げたアサヒライジングで決まるという、なんともちぐはぐ予想と結果でした。
原因は馬場とペースだったのですが、自分はデータから入る予想で、展開はその次になることが多く、今年のG1で続出しているような展開から生ずる高配当馬券は得意としていません。
あと、最近の馬場は、G1競争のある開催はやたらと高速馬場になるため、そういった側面も波乱を呼ぶ要因になっていると思います。
レースは、アサヒライジングが絶妙なペースで逃げを打って、その後ろにフサイチパンドラ、コスモマーベラス、コイウタがつけて、中団でディアデラノビア、アドマイヤキッス、スイープトウショウが追走、その後ろにカワカミプリンセスとこれをマークするジョリーダンス、後方でサンレイジャスパーが脚を溜める形で向上面を通過していきます。
4コーナーを回ったところでジョリーダンスは外に振られて位置取りを下げてしまい、このロスが響いて、最速の3ハロン32.9の上がりを繰り出すも5着止まりでした。
安藤騎手は「もう少し前の位置取りでも良かったかも」とコメントしている通り、この馬としてはいつもよりも後方でレースを進めており、結果としては脚を余している節がありました。
最近の安藤騎手は、特にG1などの大舞台で以前ほど思い切った騎乗が姿を潜め、後方から馬を進めて差し届かないというケースが目に付くのが気になります。
勝ったコイウタは道中馬群の内を追走していましたが、この日は逃げ馬も内ラチから2~3頭分離れた位置を走っており、荒れたところを避けていた分、先行馬も道中スタミナのロスも少なく進めたのが大きかったですね。
データ的な点から見ても、コイウタは2歳時には今回と同じ舞台のクイーンCを勝っており、牡馬相手に京王杯2歳Sで3着、クラシックの桜花賞でも3着、前走は牡馬相手にダービー卿CT2着と実績面、順調さでは申し分なく、このG1戴冠も決してフロックではないと思います。
鞍上の松岡騎手は記念となるG1初勝利、先ごろ行われた皐月賞のサンツェッペリンでの惜しいハナ差2着が記憶に新しいところですが、その悔しさを見事に晴らしてくれました。
若手騎手の中では馬券面でも頼りになる松岡騎手、これからもがんばって欲しいものです。
しかし、展開も予想の中では重要なファクターであることは重々承知しているのですが、ここまで展開一つで波乱が続くと、怖くて大きく馬券にお金をつぎ込めませんねぇ。
予想の買い目としては、今まで通り馬連・馬単中心の買い目だしをする予定ですが、投入資金を減らすと連勝系の馬券は点数が増えるので手が出せませんから、単勝・複勝中心の馬券に切り替えることも考えなければならないかもしれません。
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