POGと血統で競馬を楽しもう
予想記事の中にも書きましたが、アヴェンチュラは今年の3歳世代のPOGの指名馬の1頭で、僕がPOGを始めて最初にG1を獲った馬となりました。
このブログの読者の方々の中にもPOGをされている方はみえると思いますが、POGの指名馬を決める時には少なからず血統のことを考えるはずで、例えばこの馬は去年のダービー馬の弟だから…とかそういった情報から決めたりするのは楽しいものです。
POGは馬券には直接結び付きませんが、そこから血統について興味を持つと、予想に対して違ったアプローチやヒントになったりして、競馬が楽しくなるかもしれませんよ。
自分がPOGを始めるきっかけとなったのは、G1競走を対象とした馬券勝負をしていた仲間内からPOGも始めようという声が上がったことです。
当時は自分自身今ほど競馬に対してのめり込んでいたわけではなく、友達との付き合いの一つでしたので、前書きで書いたように血統といってもまさに「××の兄弟」という程度で指名馬を選んでいました。
友人との付き合いで始めた競馬が、テイエムオペラオーという1頭の馬の存在によって、その魅力に惹き込まれて自分で予想をするようになり、たまたまCS放送で見た「競馬予想TV」という番組を見て、さらに予想することの楽しさを覚えたのでした。
その頃から予想方法は今のようなデータ派ではあったのですが、競馬の魅力としての「血統」についても興味があったこともあり、当時「競馬予想TV」で新進気鋭の存在であった亀谷敬正氏の「血統ビーム」をきっかけに血統についても知識を得るようになりました。
自身がPOGの指名馬を考える時には、一つの血統に偏らないように選ぶようにしています。
大きな分類としてノーザンダンサー系、ナスルーラ系、ネイティブダンサー系、ロベルト系、ヘイロー系という枠とし、その中でもスピード適性や距離適性などといった要素をもとに分けていく、といった感じです。
簡単に触れておくと、ノーザンダンサー系はクロフネやテイエムオペラオー、ナスルーラ系はジャングルポケットやサクラバクシンオー、ネイティブダンサー系はキングカメハメハやミスタープロスペクター、ロベルト系はグラスワンダーやブライアンズタイム、そしてヘイロー系はマンハッタンカフェやディープインパクトなどのサンデーサイレンスの子供たちといった具合です。
細かく見ていくと同じノーザンダンサー系の中でも短距離適性に秀でている馬もいる一方で、重馬場などのパワーを要するレースを好む馬もいますし、ヘイロー系でもサンデーサイレンスの産駒はどの産駒も幅広く活躍しているように見えても、それぞれに得手不得手があるように、細かく見ていくとキリがないのも事実です。
そんな訳で自分の場合はヘイロー系以外の各系統からは1~2頭、残りをヘイロー系から指名馬を選んでいますが、これは時期的に日本の競馬界がサンデーサイレンスの産駒に席巻されたためにヘイロー系の産駒、種牡馬が多いことによります。
こうすることで短距離路線からマイル路線、そしてクラシックが行われる中長距離路線まで幅広く指名馬を持つことができるので、マイルールとしてずっとこだわり続けているのです。
このように、種牡馬の特徴に気をつけるようになってくることが「血統」に近づく第一歩になります。
いや、種牡馬などという言葉を知らなくても、かつて自分の好きだった馬の子供や兄弟の馬を気にするということだけでも十分かもしれません。
競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれることもありますが、今現役で走っている競走馬の血は先祖から受け継がれてきたものであり、その血筋によって競走馬の特徴というのは似てくるのは自然なこととも言えます。
もちろん、全部が全部似るとも限りませんし、あくまで全体的な傾向としてと考えるべきだと思いますが、書店の競馬本のコーナーに行きますと、血統のデータを扱った本には「××のコースでは△△の血統を買うだけで儲かる」というような文句が書かれていたりします。
データを使ってレース予想をしている自分としては、競馬の予想というのは出走する各馬の横の比較が基本で、血統だけで予想するのは能力の比較をしていないので予想としてはどうなのかと思うのですが、その一方で、コースの形態や状態への対応力、あと各競走馬の状態の変化などの縦の比較は血統の影響が大きいというのはデータ的にも傾向が表れているので、これらを組み合わせてより的中に近づけていきたいですね。
競馬をギャンブルとして予想したりや馬券を買うのはもちろん、POGのように個々のお気に入りの馬を見つけて応援するのも楽しいですし、これを入り口としてこれまでに活躍してきた競走馬のロマンにあふれたお話を書籍などで読んだりするのも、立派な競馬の楽しみ方だと思います。
いづれにしても競馬を楽しむ際には「血統」は何かしら関連付いてくるものですので、より競馬を楽しむためにも「血統」に興味を持つことをぜひお勧めしたいですね。
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